転んだ数だけ、経営者の顔になる
こんにちは。顧問の保です。
仕事をしていると、うまくいくことばかりではありません。
むしろ、振り返ってみると、
うまくいかなかったことの方が多かったように思います。
フリーランスから始まり、独立。
代理店業、自営業、そして法人設立。
亀の歩みのように進んできましたが、
思い返せば、失敗の連続でした。
大きく転んだこともあります。
思いっきり穴に落ちたこともあります。
地雷を踏んだことも、一度や二度ではありません。
それでも何とか前に進んでこられたのは、
運が残っていたからかもしれません。
まわりの人に助けられたからかもしれません。
ただ、自分なりに思うことがあります。
身の丈以上のリスクを、取りすぎなかった。
これだけは、なんとか守ってきた気がします。
創業期に、社長が倒れるという現実
一番つらかった失敗は、創業2年目に肝炎を患ったことです。
週に一度、インターフェロンを両肩に打つ。
微熱と頭痛を引きずりながら、仕事をする。
ふらふらになりながらも、止まるわけにはいきませんでした。
創業期の会社において、社長の代わりは簡単にはいません。
私の代わりは、私しかいない。
そんな当たり前のことを、嫌というほど思い知らされました。
人に任せたい仕事は山ほどある。
でも、任せきれる体制はまだない。
逃げられない現実だけが、目の前にある。
結果、採用でもたくさん失敗しました。
信じた人が期待通りに動くとは限らない。
任せた仕事が、余計に大きな問題になることもある。
順調に進みかけたら、どこかで足を引っ張られる。
経営は、本当に甘くありません。
1勝3敗でも、前に進めばいい
仕事がすべて順調にいく。
そんなことは、まずありません。
むしろ、1勝3敗くらいで十分です。
その1勝をどう活かすか。
3敗から何を学ぶか。
大事なのは、そこだと思います。
前に進むためには、足踏みする時間も必要です。
何度も後ろを振り返ることもあります。
忘れ物はないか。
落とし物はないか。
同じ場所で、また転ぼうとしていないか。
確認しながら進むしかありません。
ただし、全部を抱えたままでは前に進めません。
捨てるものもある。
置いていくものもある。
諦めるものもある。
経営も人生も、身軽にならないと次へ進めない瞬間があります。
失敗はしたくない。でも、失敗からしか学べない
失敗なんて、誰だってしたくありません。
できるなら避けたい。
痛い思いもしたくない。
恥もかきたくない。
お金も時間も失いたくない。
それは、みんな同じです。
でも、失敗した人にしか見えない景色があります。
人を見る目。
お金の怖さ。
体調管理の大切さ。
任せることの難しさ。
無理をしすぎることの代償。
身の丈を超えた勝負の危うさ。
本で読んだだけでは、なかなか腹に落ちません。
自分の足で踏んで、自分で痛みを知って、ようやく分かることがあります。
だからこそ、失敗そのものよりも、
同じ失敗を繰り返すことの方が問題です。
転ぶのは仕方ない。
でも、同じ石につまずき続けるのは違う。
そこから学べていないということです。
検査結果は、ゼロでした
先日、ウイルスの検査結果が出ました。
結果は、ゼロ。
約1年、数値はゼロ。
肝臓の数値も良い。
ずっと待っていた結果でした。
治療中は、どこか心に引っかかるものがありました。
微熱を抱えたままの自分。
本調子ではない自分。
底抜けに明るいはずなのに、どこか迷いを引きずっている自分。
もちろん、病気にはなりたくありません。
でも、病気になったからこそ分かったこともあります。
健康であること。
働けること。
普通に笑えること。
朝起きて、今日もやるかと思えること。
それが、どれだけありがたいことか。
おかげさまで、肝炎に勝ちました。
もう、常に微熱を抱えた私ではありません。
ガンガン仕事ができる。
ガンガン前へ進める。
ついでに、ビールも少し楽しめる。
やっと、本当の意味で完全復活です。
失敗しても、終わりではない
交流会でも、仕事でも、経営でも、
前に進もうとする人ほど、失敗します。
動くから転ぶ。
挑戦するから壁に当たる。
人と関わるから傷つく。
仕事を広げるから問題も増える。
でも、私はそれでいいと思います。
何もしていない人は、失敗もしません。
その代わり、何も変わりません。
驚くほど変わりません。
大事なのは、失敗しないことではなく、
失敗しても終わらせないこと。
転んでも、起き上がる。
痛みを覚えて、次は避ける。
学んで、また進む。
仕事も人生も、その繰り返しです。
失敗からしか学べないことがある。
だから今日も、前へ進みます。